英語を必要とするお仕事を探し続けて早15年近くなるのですが、在宅翻訳者という仕事にたどり着くまではいろいろな職種を経験しました。
コールセンター(英語不要)、英会話講師(1年でやめた)、期限付きの公務員(Excelがお友達)などなど、ジョブホッパーと言われても仕方のない職歴なのですが、転機が訪れたのは今から6年前のことです。
「もうこれ以上回り道できない。何とか英語を使える仕事を探さねば」と血眼になっていたワタシが偶然見つけたのは

「事務職募集。英語できればなお可」


という求人。
気づいたらそこで働き始めていました。

地方にもかかわらずかなり海外展開を行っていた会社で、ワタシもメールや契約書の翻訳をしたり、たまに海外からのお客さんをお世話したりと、いっぱい英語が使えてとても嬉しかったんです。最初のうちは。

次第に自分と会社(というか会社のえらい人)との温度感が違うことがわかってきたんです。

ある日えらい人は言いました。

「英語なんてタダのツールだからさ」

つーる?

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これは鶴です。

失礼しました。

ツール、つまり道具、だと?

腹の底からふつふつと何かがこみ上げてきました。

後日同じように英文事務をしていた人と話をしていて、「英語はタダの道具と言われた」と教えたら、彼女もふつふつと何かがこみ上げてきたようで。

「そういう言い方ってすっごくムカつく!こっちはどれだけ一生懸命英語を勉強してきたか!」

そう、ワタシも同じ理由で頭にきたわけなんです。

えらい人が言わんとしたことは、「大事なのはビジネスそのものであり、英語はコミュニケーションツールとしてそれを補助するに過ぎない」ということだったんだと思います。他意はなかったと思うんですが。

ワタシはタダの事務職で、商談もできないし、そもそもそこに関わっていなかったし、そこに入社したのはただただ英語を使いたい一心でした。
それを「単なるツールを使うだけで給料もらってんのか?」と言われた気がして、猛烈に頭にきて、猛烈に悲しかった。

だいたい「英語を生かす」「英語を使う」という言い方自体が良くないのかもしれません。

人によっては単なるツールかも知れない英語ですが、ワタシにはかけがえのないスキルであり、年数をかけて勉強し、それなりの試験を経ていくつかの資格を取ったりしたものです。

じゃあ、どうすれば自分の考えを正当化できるのだろうか?とワタシは悩みました。そこで良い考えが思い浮かびました。

「英語というツールを使いこなす職人になればいい」

道は決まりました。

そこからは特に説明することはないと思いますが、まあそんないきさつがあったわけです。



でも、そのように割り切ることができてよかったと思っています。

確かに、英語というツールを介してバリバリとビジネスをされている方はたくさんいらっしゃいますし、それについてワタシがとやかく言うこともなく、むしろ「すごいなあ」と思うくらいですが、だからといってツールの使い手(専門家)を軽視するような発言はいかがなものかと。
世界中には英語について日夜研究している方がたくさんおられますが、それでも「やあやあ、君たち、単なるツールの研究お疲れさん」と言いますか?
ワタシは事務の仕事もしていましたが、事務職というのも何かと軽視されやすい仕事です。
まあ事務という仕事もツールの一つとして考えられているんでしょうね。
だけど事務がいないと仕事にならないでしょ?営業の皆さん。

単なる仕事のツールと思われているものがどれだけ重要なのか、少しでも考えていただけるととても嬉しいなーと思います。

どんな仕事にも、どんな工程にも、それぞれ真剣に取り組んでいる人がいることを思い出してくだされば。


トランスレーターをレペゼンしてリスペクトщ(゚д゚щ)カモーン ですよ(意味不明)
だからレート(料金)もアッパーしてよ翻訳会社のsis & bro(ますます意味不明)

こちらの用語集を参照しました)


竹鶴21年ピュアモルト 700ml

以上、ツールのお話でした。


お読みいただきありがとうございました。
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